青果物防カビ

防カビ

セルアシスト

*青果物のカビは恐ろしい。何千円何万円する一箱に、たった一つのカビが生えた商品が混ざると、全部返品、ひどいときは納入ケース全量返品。

*カビの話は多いように思えるのですが、実際の保健所まで巻き込んだカビクレームは、パックのお客様は、泣き寝入りが多いようです。ちょっと文句を言いかけるのですが、半分食べてしまったとか、買った後自分の扱いが悪かったのかも知れない、とか、よほどのクレーマーでないと、途中であきらめるようです。

*そこへ行くと、業務用の場合は、量も違うし、トレーサビリティーもそこそこ出来上がっているし、出荷側も、次・その先の取引を考えると真剣に取り組むことが大きな違いになっている。

*カビの種類は多く、食品・あるいは品種ごとに付きやすいカビの種類が違うと言われます。そのカビの種類を特定して対処するのが、大変なようです。

*このたびハーパーベンソン社のセルアシストを扱えることになりました。今まで、防カビ材料としてはカラシードを中心に進めてまいりましたが、効果は認めていただいても長続きをしない、在庫品がいつのものかわからない、においがきつい・・・・などなどカビまではよいのですが、違う問題で苦労してます。

*カビも一般細菌も生き残るための必要条件はほとんど一緒です。毒性のあるもの、毒性のないもの、それも同じ。カビは見える、細菌は見えない、これは強引か。見えるから、原因がわかるから大ごとにならないのか。細菌は見えないのに、食中毒を起こし、突然死もある、そこが違うのか。

*カビは難しい、ただ、薬品を極力使わない方法を模索しても、カビはしぶとく登場する。