かぼちゃの日焼け

 かぼちゃの知識は歴史が古いだけたくさんある。調べりゃわかるので、お任せします。

 親しい人が鹿児島で手広くかぼちゃの生産をしている。あんまり売れると、切らすことができなくて、ニュージーランドから輸入して迄間に合わせる話を聞きました。

 ところで、カボチャの日焼けは生産者にとって重要な問題。かぼちゃは種をまいてから45~50日で収穫して、追熟させて出荷するのが普通です。本当は60日くらいまで、畑でぎりぎりまで熟したものを収穫したほうがおいしいようですが、不思議なことがあるのです。

 梅雨明け直後から収穫は始まっていますが、太陽がかぼちゃを直撃すると日焼けします。日焼けのところから身が悪くなっていくので、工夫が必要です。お金がかからない方法は、新聞紙をくるんで、飛ばないように、端を身の下にする。古いストッキングを集めてぶら下げてもよい。数も多いので、安い紙の粘着テープを貼っていくのが主流でしょう。

 さきほど不思議なことといったのは、完熟かぼちゃは歩留まりが悪くなる。これは生産者にとってはたまらなくつらいこと。小売業にとっては棚に並べてからの日持ちが短くなる。売れないと気が気でない。消費者は完熟されたかぼちゃは硬いので、包丁で切るのは大変だ。ただ美味しいだけ?ふしぎでないですか?

JA宇部の寝太郎かぼちゃ

何十軒かの農家さんが

ブランドを作るための管理の徹底

床に稲わらが

消費者の見えないところの労力は大変です

 芝居・コンニャク・イモ・タコ・南瓜、と江戸時代の女性の好みを表現した言葉。この南瓜はほかにウリ科なのに唐茄子と魚ばれ、南京・カボチャ・パンプキンなどと呼ばれてます。こんなに女性に好かれているのに、カボチャというと頭でっかちのこととか、南瓜に目鼻というと容貌を馬鹿にしたような、朝鮮語でもカボチャというと容貌のすぐれない女性を表現するとか。

 カボチャは大きく3種類、東洋カボチャ(日本カボチャ)(武者小路実篤)・西洋カボチャ(栗カボチャ)・ペポカボチャ(ズッキーニなど)。

農林水産省のホームページより

 うねとうねの間を耕して、ワラを敷き詰めておきます。こうしておくと、雑草もはえず、雨が降った時にドロがはねて、カボチャの実が病気になるのを防ぐことができます。

 つるが出始めたら、つるの本数が増えすぎないように、親つるの先を切り、子つるを3~4本だけ残します。雌花が咲いたら、別の株の雄花をつんで、その花粉をつけて(授粉)、実がなるようにします。

カボチャの実が大きくなってきたら、実の向きを変えます。地面にくっついたままだと、その部分だけ、きいろくなってしまうからです。

都の衛生局に相談が載ってました。

Q:スーパーで購入したカボチャを切ると外皮付近が白くなっている部分があり、煮て食べたら苦みを感じた。これは腐っているのか、それとも農薬の不正使用が原因か。

A:これはカボチャの成分である糖質やでんぷん質が白く結晶化するクリスタルと呼ばれる現象と思われる。原因は果肉が脱水症状になるためで、天候によるケースが最も多いと考えられている。クリスタルの特徴として果肉内側に発生することが多い。内側に発生した場合、外見では識別できないこと、更に層状になるとは限らないため、必ずしも切断面で出現せず、見逃されることもある。その他、加熱すると青臭いような腐臭がし、食べても人体に影響はないが、苦みを呈する。

 クリスタル発生の機構:カボチャは交配してから約45~55日目に収穫時期を迎える。玉が一番肥大する21~35日あたりに十分な水分が得られないと発生しやすいというデータがある。生産地で玉の肥大する時期の天候を調べると、降雨量が平年の3割程度であり、発生しやすい状況であったことが判明した。

 今回の件の対策として、生産地では出荷時の検品強化・交配日以降の天候チェック、卸・仲卸では入荷品の抜き取り検査の強化、小売店ではカット時の目視確認の徹底を図っている。

 ※江戸以前の日本は地域閉鎖が多く同じものが、地域で全く違う呼び名が使われている。カボチャもそうだが、由来にたくさんの国が出てくるのは、カボチャが一番ではないか。一部紹介すると、関東で唐茄子は唐だから中国。関東ではほかにボウフラ(わからなかった)、かぼちゃはカンボジア。山形ではロスン、これはフィリッピンのルソン。宮崎はチョウセン、これはもろに朝鮮。同じく宮崎でナンバン、よくねぎのことをナンバンというが、オランダ・ポルトガルを中心の貿易相手を南蛮人(これは南欧系で、イギリス人は紅毛、北欧系。)持ってきたものはみな南蛮。高知じゃトウガン、冬瓜でなくて唐瓜だろう。関西はナンキン(南瓜・南京)これは中国。九州はボブラこれはポルトガルだろう。呼び名が違うのはたくさんあるが、こんなに国名の入っているのはあまりないのではないか。

 収穫したかぼちゃを洗って切り口に抗菌剤をちょっとつけて乾かす。ワサパールの液体がよいのでは。

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